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家庭分野から始まるエネルギー革命

家庭では電気の自給自足が当たり前になる時代がもうすぐ来ている。Tesla社はSolar city社と提携し、住宅向けに太陽光と蓄電池を組み合わせて自給自足が出来るようになるシステムを発表。

国内もそうであるが、多くの国で太陽光発電は急激にコスト低下が進んでおり、すでにソケットパリティ(電気料金>太陽光発電コスト)を達成している。また、蓄電池(リチウムイオン)も世界的な電気自動車の需要拡大の流れを受け、大きな価格低減が見込まれている。まさにTesla社は自社の電気自動車事業拡大によって、蓄電池の大幅な価格低下を実現しており、これを家庭用の蓄電池をして利用することでシナジーとしている。

いわゆるバッテリーパリティ(電気料金>太陽光発電+蓄電池コスト)はあと数年、遅くても5年後には来るだろう。その際には確実にエネルギー革命が起こる。エネルギー分野における「シンギュラリティ」が起こり、集中型電源から分散型電源への流れは止めることができなくなる。一旦それが起これば、集中型電源を前提としたエネルギーシステムは崩れ、分散型電源を前提としたものにならなければならない。すでに欧州ではエネルギーシステムの移行が進んでいるが、日本ではこれから議論が始まるであろう。

Tesla + SolarCity Solar Shingles (+ Video) | CleanTechnica